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一度踏み入ったら出口の全く見えない音楽の深い森。森の中を彷徨い歩く内に出会った神々と妖精たちのお話です。

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The Apostles' Creed
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今日はイースター(復活祭)の聖金曜日。キリストが受難した日です。


教会で行われるミサに参加された方はご存知かと思いますが、カトリックであれプロテスタントであれ、ミサを始める際に「使徒信条」というものを唱えることが通例です(省略される場合もありますが)。この「使徒信条」に相当する英語が「The Apostles' Creed」です。日本語と英語を並べてみましょう。宗派によって多少文言は異なりますが、意味はほとんど変わりません。



「使徒信条」

我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。

我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。
主は聖霊によりてやどり、処女マリヤより生れ、
ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、
死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人のうちよりよりみがへり、
天に昇り、全能の父なる神の右に座したまへり、
かしこより来りて、生ける者と死ねる者とを審きたまわん。
我は聖霊を信ず、聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、
身体のよみがへり、永遠の生命を信ず。
アーメン



「The Apostles' Creed」

I believe in God, the Father almighty, creator of heaven and earth.  

I believe in Jesus Christ, God's only Son, our Lord,
who was conceived by the Holy Spirit,
born of the Virgin Mary,
suffered under Pontius Pilate,
was crucified, died, and was buried;
he descended to the dead.
On the third day he rose again;
he ascended into heaven,
he is seated at the right hand of the Father,
and he will come again to judge the living and the dead.
I believe in the Holy Spirit, the holy catholic church,
the communion of saints, the forgiveness of sins,
the resurrection of the body, and the life everlasting.
AMEN.



ラテン語にはラテン語の、ロシア語にはロシア語の、つまり異なった言語を話す国に行けば、その国の言葉の「使徒信条」があります。こうして日英のそれを比べてみると、やや硬い調子の日本語よりも英語の方がずっと分かり易い言葉になっていますね。


クリスチャン以外の方には耳慣れない「ポンテオ・ピラトのもとに」云々とありますのは、ポンテオ・ピラトとはキリストが生きていた頃のローマ帝国の第5代ユダヤ属州総督の名前であり、ユダヤ人に対して強圧的であったポンテオ・ピラトのもとで大変な思いをした、つまり迫害を受けて大変だったと言っているわけです。


この使徒信条は、キリスト教を信ずるか否かを告白するもので、受難してから3日目の日曜日によみがえって永遠の命を授かったことを信じますと述べています。


現代的な科学の知識から、そんなことはあり得ないだろうと頭で考えてしまうと、この使徒信条はなかなか受け入れ難く、そうなるとなかなか本当の信者にはなれなくなってしまいます。いろいろな解釈や解説があると思いますが、管理人などはいい加減ですから、この辺りをぼやーっと捉えることにして、あまり深刻に考えないようにしています。(^o^)


ただし、これだけは確信をもって言えるのですが、もしもキリストが磔にされた時に、神様が今はの際で彼の命を助けたとしたら、おそらく今日まで連綿として続いたキリスト教の存在は無かったであろうということです。キリストが一度は死して、3日目によみがえったことにこそ、意味があります。この部分を飛ばして、古今のクラシックの名曲たち、たとえばバッハの「マタイ受難曲」やエルガーの「ゲロンティアスの夢」や数々の「復活」交響曲、さらには様々な「受難曲」を聴いたとしても、それでは真の理解を得難いように思います。何故なら、キリストが人類に代わって背負った罪の例えようもない大きさと深さは、この彼の死と奇跡の復活によって初めて少しだけ表現されているように思われるからです。


しかし、歴史を振り返れば、人智を超えて計り知れない苦悩を背負ったのは、何もキリストだけではなかった筈と思われてなりません。釈迦を始めとして、名のある宗教家たちの多くは皆一様にそうであったであろうし、キリストと同様の苦悩を抱えながらこの世を旅立って行った無名の人たちが無数にいたに違いないと管理人は最近想いを巡らしています。そして神様は、悩める人々も、また悩みを考える暇もなく忙しく動き回る人々も、健康な人々も、また病気に臥している人々も、すべて等しく天空の彼方から静かに私たちを見守っていらっしゃるのだろうと思っています。






エドワード・エルガー(1857-1934)の作品の中に「The Apostles 使徒たち」Op.49 (1903年作)というオラトリオがあって、本日はその音楽を是非お薦めしたいと思いましたが、何分にも全曲演奏2時間余りと長いです。
そこで、一応全曲を聴くことができるサイトのアドレスだけを貼っておくことにします。


http://www.youtube.com/watch?v=2T0elGgT5fM





お忙しいあなたのためには、エルガーらを代表とするイギリス合唱王国の伝統を現代に引き継いで具現している作曲家ジョン・ラター(John Rutter, 1945-)の作品から、「The Lord is My Shepherd」をお聴きになってみてください。





CDとしては、こちらのアルバムがお薦めでしょうか。↓


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管理人は、暦の上では今日からイースター・ホリデイの4連休を迎える筈なのですが、現実は毎日仕事に追われる苦難の日々となる予定です。(x_x)  いえいえ、キリストに比べれば遥かに軽い苦難ですけれどね。







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ちょっと、ご注意を!
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一風変わったカエルをご紹介。体表の模様にご注目下さい。




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なんか、笑っちゃうくらいの見事な擬態ですね。(アトランタ水族館にて撮影)







つい最近気がついたのですが、これまではブラウザをInternet Explorerにしても記事中のYouTubeの動画を問題なく見ることが出来ました。ところが先週くらいから、この画面に「動画の再生にはAdobe Flash PlayerまたはHTML5対応のブラウザが必要です。」と表示され、動画が再生出来なくなってしまったのです。そこで最新のFlash Playerをダウンロードしてみたのですが、それでも相変わらず動画は見られないことが分かりました。


同じような現象にお困りの方、大変お手数ですが、Google Chromeをブラウザにして本ブログを開きますと、従来のようにYouTubeを見ることが出来ます。あるサイトを見るために、どのブラウザを使おうと同じように見える筈なのに、自社と同系列のものを使用させるために、いつの間にかこのような仕掛けを施したようです。世の中にはおとなしそうな顔をして、やることはそれとは大違いってことありますよね。


ちょっと文句の一つも言ってみたくなりました。ごめんなさい。





気分を変えて、こんな曲は如何でしょうか? 今週は復活祭がやって来ます。











コカ・コーラ博物館
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日本では早くも桜が満開との情報を聞きつける中、管理人は米国に行っておりました。ジョージア州アトランタ市です。前回の記事で管理人はスキーが好きと書きましたが、飲みもので好きなものはコーラ。ただし、日本に滞在している時は他にいろいろな飲みものが豊富ですから、あまり口に致しません。何故か海外にいるとコーラなのです。だから機内サービスで注文するのは、大抵アルコール類ではなくコーラ(もしくはトマトジュース)なんです。


ところで、コカ・コーラ発祥の地が米国のアトランタって、皆さんご存知でしたか?


ジョージア州アトランタ市マリエッタ街107番地の二階家で、薬剤師のペンバートン博士が咳止めシロップなどを作るかたわら、鎮静強壮効果のあるソフトドリンクを開発していました。こうして出来た最初のドリンク剤が「フレンチ・ワイン・コカ」で、1885年のこと。翌年それを改良して出来たドリンクが「Coca-Corla」です。


まもなく、このドリンクの製造販売権は同地の薬種業者エイサ・G・キャンドラー氏に譲渡され、1892年The Coca-Cola Companyが設立されました。ちなみにコカ・コーラの正式名称は「Coca-Cola」。間にハイフンが入るのが正しいので、覚えておいてね。こうした経緯から、アトランタには本社があると同時に、同社の歴史と製品に関する数々の品々が展示されているコカ・コーラ博物館(The World of Coca-Cola)があり、アトランタの観光名所の一つになっています。ただでもコーラ好き、この街を訪れてこの博物館を覗かないわけにはいきません。実際、DisnylandのMickey Mouseよろしく、ちょっと並んで待てば同社のマスコットであるPolar Bear君が迎えてくれて、記念撮影も出来ますよ。(管理人、しっかりと記念写真も撮ってきました。←かなりミーハーですから。)


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中に入ると、とにかくCoca-Colaのオンパレード。古い広告の看板やら、製品開発の歴史などが分かる資料が一杯展示されており、ちょっとしたタイムスリップ体験が出来ます。


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調合中のベンバートン博士。

コカ・コーラの製造方法については、極秘中の極秘。過去に何度も「これがコカ・コーラのフォーミュラ(製法)だ!」という発表がなされ、今でもネットの話題を提供していますが、同社はそれが正しいか否かについて公式には一切コメントしていません。何しろ、銀行に担保としてそのフォーミュラを預けたことがあるくらいですからね。実は一部の方はご存知かも知れませんが、発売当初の成分の中にはごくごく微量でしたがコカインが含まれていました。これが法律で禁止されてからは、それを含まない製法に変更されており、以来製法自体は全く変更されていないとのことです。


そのフォーミュラを納めている金庫がこのアトランタの博物館の中にあり、ここを訪れた特別に限られたお客様だけが見ることが出来ます。


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では、あなたも見ることが出来るのかですって? それは秘密です。少なくともここでは書きません。何たってフォーミュラを知る者は社内で2名しかいないという伝説があるくらい(もしもその一人に何かが起こったら大変だからという理由で2人だけだそうで)極秘の情報ですからね。


答えをお知りになりたかったら、是非アトランタまで来てみて下さいね。(笑)



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続々と出て来るコカ・コーラ。お土産に一本頂くことが出来ます。


その他、世界中で発売されている同社の製品を試飲できるコーナーがあり、飲み放題です。勿論コカ・コーラも飲み放題。これで入場料がたったの16ドル(大人料金)とはお安いですねぇ。






と、同社について一杯宣伝して差し上げましたので、ご褒美がありましたら、是非メールを下さいまし...何て言っちゃったりして。。。



それは冗談として、ここまでお読み下さった読者の方に特別のサービスです。次の写真,何だかお分かりですか?


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かごに入っている手前側の薄紫色のもの、これが実は「コーラの実」なんです。原産地で撮影しました。場所が場所ですから、日本人は無論のこと、欧米の人でも実際に見たことがある人はほとんどいないと思います。特別の大サービスですから、ここで見たことは絶対に内緒にしてね。(^_-)







さて、アトランタと言えば、1996年開催のアトランタ・オリンピック。アメリカの作曲家Michael Torke作曲の「Javelin (槍投げ)」をご紹介したのは、随分以前の記事になります。(2007年11月15日の記事


本日は、Celine Dionがアトランタ・オリンピックの開会式で歌った公式テーマ曲「The Power of the Dream」を挙げておきましょう。カナダの作曲家デイヴィッド・フォスター(David Walter Foster, 1941-)による作品です。懐かしいですね。








スキー
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どうも暫く更新できずに済みませんでした。いろいろと多忙が続き、かつネット環境も悪かったためです。この間に震災2周年も過ぎ、ちょっと記事を書くタイミングを失ってしまいました。まだまだ忙しさは変わらず、少し古い話ですが、カナダに行って来た時の写真で記事にします。


管理人の好きなもの。音楽と甘いもの。これは、このブログを長年ご覧になっている方ならば、すぐにお分かりですね。で、他にご趣味などは?と訊かれたら...


実は、スキーが大好きなんです。特別上手なわけではないけれど、一応多少のコブくらいなら怖がらずに滑れます。日本では、北海道のニセコや東北から中部地方の代表的なスキー場などに行ったことがあります。では海外のスキー場は?


というわけで、遥々行って来ました。さて、どこのスキー場か、写真から分かりますでしょうか。


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山頂のてっぺんまで、かなりのロングリフトです。これは景色、コース共に圧巻でしたが、正直降りてくる時は怖かったです。


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コースはそれこそ無数にある巨大なスキー場ですが、途中の風景などはこんな感じ。実に広々として爽快です。


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何だかどこを滑っても良いくらい見渡す限りゲレンデっていう広大さです。しかし、シュプール跡はあるけれど、スキーヤーの姿が見えませんねぇ。


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いえいえ、ちゃんといるんですよ。でも、あまりに広いので、滑っている時にはほとんど他のスキーヤーに出会わないのです。(逆に言えば、もしも吹雪いたら迷って危険なのでは??←コースの案内板などは実にしっかりとしています。)


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泊ったお部屋は、こんな感じ。うーん、簡単なお料理も出来て、天国ですねぇ。


さて、何処のスキー場なのでしょうか。最後に決定的な2つのヒントを。もう、これでお分かりでしょう。


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世界のスキーヤーたちにとって、ここで滑るのが夢なのだそうです。って、一緒に滑っていた方たちから聞きました。







で、今日の音楽は、ロシアの作曲家アレンスキー(Anton Stepanovich Arensky, 1861-1906)のピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.32。(1894年作)


チャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出に」がニコライ・ルービンシュテインの追悼のために作曲されたのと同様に、モスクワで亡くなった名チェリスト、カルル・ダヴィドフ(1838-1889)を追悼して作曲されています。悲しみの中にも強い愛情と意思が感じられる名作です。遅ればせながら、震災で亡くなられた多くの犠牲者のために改めてお悔やみ申し上げたいと思います。また本曲、もしも気に入られましたら、是非全曲をお聴きになってみて下さい。









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