一度踏み入ったら出口の全く見えない音楽の深い森。森の中を彷徨い歩く内に出会った神々と妖精たちのお話です。

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スコットランドに関係する音楽(3)
HLD1


スコットランド音楽と言えば、やはり何と言ってもバグパイプ。それより小ぶりのイーリアンパイプでも相当な音量を出しますが、その親玉ですからかなり大きな音を出します。小さな部屋で鳴らされると耳をふさぎたくなるような大音量です。


実はかなり以前の話ですが、管理人が住んでいた街がカナダのとある地方都市と姉妹提携をしていて、その関係で文化交流事業の一環としてその街の音楽団の一行がご招待されたことがありました。その街の祖先の住人たちは元々スコットランドから移住して来たらしく、音楽団はバグパイプや太鼓を中心としたスコットランド音楽隊だったのです。その一行が滞在中、2名ずつ普通の家にホームステイすることになり、管理人のお家にもホームステイのお二人がやって来ました。一人は50代くらいの年輩の男性の方。もう一人は20になったばかりの好青年。そのお蔭で間近かな距離からバグパイプやあの独特のキルトスカートの衣装などを見させて頂きました。そんな経験もあってスコットランドに惹かれたのかも知れません。


スコットランドとアイルランド。非常に密接な関係がありながら、それぞれ独自のものがあり、明らかにこれはスコットランド、あれはアイルランドと区別することができます。以前、両者のダンスの違いを取り上げたことがありますが(2008年10月13日の記事)、本日は初めにハイランドのダンスついて、もう少し加えてご紹介したいと思います。


日本ではリバーダンスの世界的ヒットによりアイリッシュ・ダンスの方がお馴染みになっている感がありますが、スコッティシュ・ダンスの魅力にも注目して頂きたく、先ずは伝統的な踊り方の内、特に足の動きについて、より詳しく紹介してくれる次の動画から始めたいと思います。(なお、アップ主のリクエストにより埋め込みが出来ませんので、下の文字列をクリックしてみて下さい。)


https://www.youtube.com/watch?v=kFk-DvkWA9U


遠くから見ていると、ただ飛び跳ねながら無造作に足を曲げたり延ばしたりしているだけのように見えますけれど、実際は足首の曲げ方や足先の位置など細かい所作が入っていることがこれでよく分かります。これだから、ご当地は勿論のこと、世界中に移住して行った国々(カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど)でもスコッティッシュ・ダンスの大会が開かれるのですね。


さて基本の踊り方を知ってから見ると、次の踊りがさらにユニークに進化し、ハイレベルであることがよく分かります。世界大会で何度も優勝したことがあるトップ・クラスのトリオ・ダンサーたちによる踊りです。









そしてこうしたスコッティッシュ・ダンスに掛け替えのない楽器として、バグパイプを主にしたスコットランド音楽から特に優れものを幾つかご紹介しましょう。いずれもRoyal Scots Dragoon Guardsの演奏から。












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スコットランドに関係する音楽(2)
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暫く出張で出掛けており、多忙のため更新が滞ってしまいました。この間にいつの間にやらGoogle Chromeからもネットに入れるようになり、少なくとも管理人のPCからはInternete ExplorerでもChromeからでも当ブログが貼り付け動画と共に見る(聴く)ことが出来るようになりました。理由はよく分かりませんが、先ずはメデタシ、メデタシということで。




どうも管理人は端っことか、隅っこという所が大好きなようで、現在も相当世界のはずれにおりますが、これがお仕事ですので、仕方がありません。音楽もそういう訳で、およそ聞いたこともないような作曲家とか世界の片隅の民謡などに強く心惹かれます。


大体がヨーロッパ大陸中心部の音楽に比べ、不当に差別されている感が無きにしもあらずの頃に、イギリス音楽に猛烈にハマって今日に至っています。イギリス音楽の中でも、さらに端っこのいわゆるケルト系音楽が大好きです。日本に居れば、足摺岬とか知床半島のような大地の先っちょみたいな所に出掛けるのが大好きな人間ですから、イギリス訪問と言えば、北はスコットランド、そのまた先のヘブリディーズ諸島に自然と足が向かうのは管理人の性(さが)みたいなものでしょうか。ヘブリディーズ諸島の中でも最大のスカイ島には、実際に行ったことがあります。


スコットランドがブリテン島南側のイングランドと景観・自然共に全く異なることは、その地質学的な形成理由からも明らかです。次の動画が、こうした独特の景観が出来た経緯について分かりやすく解説してくれます。なまりの強い英語で恐縮ですが、映像だけでも美しいので是非どうぞ。





このように起伏の多い地形ですから、大雨が降るといとも簡単に鉄砲水のような激流が生じます。その辺りのことを念頭に聴かれると、ビジュアル的にも非常に理解が進む音楽があります。スコットランドの作曲家ハーミッシュ・マッカン(Hamishi MacCunn, 1868-1916)の代表作、演奏会用序曲「Land of the Mountain and the flood」(1887年作)です。本曲は1887年にロンドンのクリスタル・パレスで初演されたMacCunn青年期の傑作ですが、独特の軽快なリズムの冒頭から一気に惹き込まれ、いつの間にやらスコットランドの風景が眼前に拡がっていく不思議な魅力に溢れる作品です。彼が20才から26才までの6年間、Royal College of Musicの教授を務めたのも驚きではありません。本来はフルオーケストラ用の作品なのですが、折角のスコットランドなので珍しいBrass Bandヴァージョンでお届けしたいと思います。管弦楽ヴァージョンもネットですぐに見つかりますので、ご興味を持たれたら、そちらも是非どうぞ。







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