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一度踏み入ったら出口の全く見えない音楽の深い森。森の中を彷徨い歩く内に出会った神々と妖精たちのお話です。

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2016年も残すところ・・・
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今年も残すところ、あと数日となりました。


11月から12月にかけて相変わらずの超多忙・・・


実際に時間が取られたというよりは、むしろ種々の事情から気が疲れることが多くて、気ぜわしかったというのが本音です。


RNK2


そして今年も随分と彼方此方を飛び回りました。購入できる座席は相変わらずのエコノミークラス。マイルだけは結構溜まっていますので、時折はそれを使ってアップグレードの恩恵に。先日の出張では、エール・フランス航空でしたのでプレミアム・エコノミーにアップグレードさせて頂きました(本当ならビジネスクラスにしたかったところ、あいにく席に余裕がありませんでした)。それでも久し振りのプレミアム・エコノミー席です。長時間のフライトを狭苦しいエコノミーの座席の上だけで過ごすのはやはりシンドイですから、嬉しい!


RNK3


そして出て来た機内食がこちら(ただし日本路線ではありません)。エコノミークラスのそれと全く同じかと思っていましたら、知人が仰るには少し違うのだそうです。確かにフォアグラが入っていますので、そうかも知れません。次回は普通のエコノミーの予定ですから、その時に確認できるかと思います。





本当であれば、季節柄クリスマスの記事やら何やら、少しは読んで楽しい、そして華やかなブログ記事を書きたかったのですが、如何にせん、そうした心の余裕がありませんでした。(- -;) 済みません。


本日の音楽、来年こそは今年以上の良い年になることを祈念して、ドイツの作曲家ライネッケ (Carl Heinrich Carsten Reinecke, 1824-1910)のピアノ協奏曲第3番をご紹介します。(^o^) ライネッケは生年から分かりますように、ベートーヴェンが他界する3年前にハンブルグのやや北に位置するアルトナの町(当時はデンマーク王国の支配下にあったホルシュタイン公国の領地)に生まれ、20代の頃、ピアニストとしてライプツィヒにてメンデルスゾーンやシューマンに師事します。そして1860年から引退する1902年までライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長(1897年からはライプツィヒ音楽院の院長も)に就任。ピアニスト、兼指揮者、兼作曲者としてその時代の大スターであった人物です。正確に言えば、彼の名声が最も高かったのは指揮者としてのそれであり、他の2つはむしろ付随していたというのが正しいかも知れません。系譜からはドイツ・ロマン派音楽の正統な継承者であったライネッケですが、後半生では指揮者と作曲家がそれぞれ分離独立して成立し始める(そうしなければ両立が難しくなった)という過渡的な時代も体験しています。指揮者、演奏家、教育者という大変な仕事を一人で何役も同時にこなさなければならない超多忙な中にあって、およそ300に近い数の作品を書き残しています。多忙を理由にたいした仕事もできないブログ主にとりましては、実に尊敬すべき偉人の一人でもあります。


主な作品群としては3つの交響曲と4つのピアノ協奏曲。他にVnコン、Hpコン、Flコン、Vcコンなどが知る人ぞ知る作品でしょうか。それにも拘わらず、今日彼の名前は(一部のコアなファンを除いて)相当にマイナーです。確かに19世紀末から20世紀初頭にかけて綺羅星の如く登場したいわゆる後期ロマン派と呼ばれるヴィルトゥオジティと個性に溢れたスーパースター級作曲家たちの傑作群に埋もれてしまい、ライネッケが生存中はともかくも、後世の関心は薄れてしまったかも知れません。あるいは正統的ではあるけれど革新性には今一つ欠けると、歴史のフィルターによって判断されてしまったのかも知れません。しかし、昨今では演奏会でも滅多にお目にかかれない作品の数々を丁寧に発掘するcpoを始めとする良心的なレーベル等の御蔭により、今日再び良質の演奏で聴くことが出来ます。ラフマニノフが登場するまでには未だ20年近くの年月を待たねばならねばならなかった時代の作品であることを考えながら今改めて聴き直しますと、忘れ去られるには余りに惜しい逸材による相当上質な作品であることを痛感致します。自身の怠惰に対する戒めも兼ねて、彼が最も脂が乗りきっていた時期に書かれた傑作、ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.144 (1877年作)を本年最後のお薦め音楽としたいと存じます。






ところで全く個人的なことではありますが、今年はまたまた近しい身内が他界致しました。そのためこのブログでの新年のご挨拶は致しませんことを前もってお断り申し上げます。皆様、良いお年をお迎え下さいませ。

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