
韓国の国花、ムグンファ(無窮花、むくげ)です。英名は‘Rose of Sharon’で、開花期は7月の今時分から10月にかけてだそうです。『一度咲いたら、長く咲き続ける花』として、古来より韓民族により愛されています。
[管理人注:話が相前後しますが、管理人はしばらく国を離れておりました。前もって皆さんにお断りすれば良かったのですが、とても多忙でその余裕もありませんでした。ブログの更新がすっかり途絶えてしまった間、どうされたのかと心配して下さった方、もしもそんな方がいらっしゃいましたらば、どうも申し訳ありませんでした。]
さて、もう後何日かすると北京オリンピックですね。ただ今、中国の北京では、世界中からオリンピックを観にやって来る観光客を目当てに、ホテル等々宿泊施設の料金が乱高下しているらしいです。当初は契約済みの住人まで追い出して、高い家賃を設定したものの、余りの高額さに空室が続出。それで急に値段を引き下げたり、いやいや未だ取れると強気に引き上げたり。我が国日本もそうでしたが、オリンピック招致は経済発展のまたとない絶好の機会ですから、人々の気持ちが浮わつくのも無理はありません。せめてこの大騒ぎの後に、取り返しのつかない大気汚染など自然環境の破壊と社会の崩壊だけは残されないことを祈るばかりです。
夏季五輪がアジアの国で初めて開催されたのは、言わずと知れた日本の東京です。その次が韓国のソウルでした。そういう訳で、北京五輪を前にしてソウルの今が極めて注目されました。
結論から言えば、ソウルの街の綺麗さにびっくりしました。もちろん街のはずれに行けば汚れの酷いところもあるのでしょうけれど、総体に驚く程整理されていると思いました。建物もどんどん綺麗なものが増えています。今回はある韓国大企業の施設の招きに応じて訪問の機会を得ることが出来たのですが、これも実に立派の一言。日本にもあれだけのものはそうそうありません。
それから何と言っても、食べ物に興味が・・・(笑)。 いやあ、流石に韓国、初っ端からキムチ、キムチ・・・の洗礼です。こちら(↓)は、上記企業の職員食堂で出されましたキムチ弁当!

何処をお箸でつついてもキムチが・・・。そう言えば、韓国で写真を撮る時には、「はい、チーズ!」ではなくて、「キムチー!」って言うんだって。(^ ^)V
幸運なことに、ソウル訪問中にユネスコの世界文化遺産にも登録されている昌徳宮を見学することが出来ました。昌徳宮は、1405年李氏朝鮮時代に創建された宮殿です。ネット情報によると、現在は木曜日のみ一般の人も自由に見学できるらしいですが、通常は前もって予約したガイド付きツアーのみが見学可とのこと。火災で焼失・再建された歴史があるために、管理がとても厳しい印象を受けました。しかも私たちが行った時は、まるで人っ気が無くて、広大で厳粛な雰囲気の漂う宮殿敷地内を独り占めすることが出来ました。こんな経験は滅多にないことですので、こちらに何枚か写真をご紹介致しましょう。
敦化門と呼ばれる大門(正門)をくぐると宮殿域内となります。先ず錦川橋と呼ばれる石橋を渡り、その後幾つかの門をくぐると、いよいよ公式行事が行われた壮大な仁政殿が姿を現わします。


役人たちは、皆ここで、その職位の順に従って整列していたとのことです。

奥の方に進むと、王や王妃の寝殿である大造殿などがあります。建物の美しさもさることながら、張り詰めた厳粛な空気の中、宮殿専属の案内嬢のしぐさがとても優雅で奥床しかったのが印象的でした。

さらに奥の方に行くと、秘苑と呼ばれる韓国式庭園です。池には蓮が一杯生えており、8月になると水面一杯に咲き乱れるらしいです。少し咲いていたものの、ちょっと時期が早過ぎたのが残念!

最後は、案内嬢のアップです。特別に許しを得て撮らせて頂きました。ごく自然に、かつ可愛らしくポーズを決めてくれました。(案内用のマイクが邪魔で、惜しい〜〜)

で、恒例の今日の音楽ですが、この人の音楽を抜きに最近のオリンピックは語れません。テオドラキス(Mikis Theodorakis, 1925-)の「Canto Olympico」。ソウル・オリンピックが開催されたのは1988年でしたが、その次の1992年バルセロナ・オリンピックのために作られた全曲演奏約50分の合唱付き管弦楽曲です。人類の持つ底知れぬパワーが地の底から湧き上る勇気と歓喜に満ちた大賛歌。何度聴いても感動に胸震えます。
テオドラキスは、前回アテネ大会開会式の音楽でも一部登場しました。「その男ゾルバ」以来、この人の作品に常に注目して、オペラ・交響曲・歌曲を始めとしていろいろな作品を聴いて来ましたが、そのどれもがメロディー・リズム共に感動の嵐を呼び起こします。彼はまた、自作品の数多くを自ら指揮しており、その大半がIntuitionのレーベルを通じて入手可能です。未だ知る人ぞ知る作曲家の部類に留まっているのが不思議でなりません。しかしながら、テオドラキスは真に20世紀を代表する名作曲家・名指揮者として、やがてその名をクラシック音楽の歴史に燦然と輝くことは間違いがないと思われます。オリンピック・シーズンに正にふさわしいテオドラキスの音楽で、この猛暑を乗り切ろうではありませんか。
(なお、下に挙げたCDの指揮者は、Theodorakisと同じギリシャ出身のLukas Karytinosです。彼も情熱的な演奏をするという点では、Theodorakisに全く引けを取りません。)