一度踏み入ったら出口の全く見えない音楽の深い森。森の中を彷徨い歩く内に出会った神々と妖精たちのお話です。

アメリカ大陸のパリ(2)
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ノートルダム教会 (Basilique Notre-Dame de Montréal)


モントリオール市内中心部に位置するノートルダム教会です。左右に聳える二つの塔が本家パリのノートルダム寺院を髣髴させます。この教会は、17世紀半ばに小さなチャペルが建てられたのが始まりで、それがやがて19世紀に入ってから、より大きな教会として建築家James O’Donnell 氏によって設計され、1829年に完成しました。正面から向かって右側の西塔には、重さ11トンもの巨大な鐘を始めとする大小10個の鐘が据えられており、定時になると街の遥か遠くにまで荘厳な音を轟き渡らせています。


もっとも真下から見上げれば巨大な二つの塔も・・・


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少し離れてから見ると、本家に比べると小さいことがわかります。


しかしながら、中に入ると・・・


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思わず感嘆の声を上げてしまいそうなほどの美しさ。


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管理人が訪れた時はちょうどオルガン演奏もあって、とても厳粛な気持ちになりました。


なお、この教会にはメインの祭壇の奥に1889年に完成した新しいチャペルが造られています。こちらの方も是非お見逃しなく。


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ところで、この教会はカトリック系ですが、中世のヨーロッパに建造された教会群と比べて全体にずっと明るいような感じがしませんか? 実際に建てられてから時間的に新しいこともありますが、やはり新大陸の息吹がそのような設計を好んだのではないかと管理人は思っています。なお設計に当たったO’Donnell 氏は、元々アイリッシュ系のプロテスタントだったそうですが、死の直前にカトリックに改宗したそうです。


パリの街中にあるノートルダム寺院とこのモントリオールのノートルダム教会。大西洋を挟んで2つの大きな大陸の2つの国と文化がそれぞれに花開いた象徴として、どちらも訪れる人々に忘れ難い印象を与えてくれる名所の一つでしょう。






本日は、「ロード・オブ・ザ・リング−二つの塔」(2002年公開)などの映画音楽を担当したカナダ・オンタリオ州トロント生まれの作曲家ハワード・ショア (Howard Shore, 1946-)をご紹介しましょう。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの他、手がけた映画作品は枚挙に暇が有りません。そうした作品群の内、「リング」シリーズの美味しい部分をつなぎ合わせた作品「The Lord of the Rings Symphony」は、全曲演奏に約2時間を要する大作ですが、それを 50分間程度に縮めた次の動画で、彼の音楽のエスプリを味わってみて下さい。所々に作曲者自身による解説やコメントが挿入されており、彼のこの作品に対する特別の想いが込められていて飽きません。ご関心がありましたら、全曲もYouTubeにアップされています。






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