一度踏み入ったら出口の全く見えない音楽の深い森。森の中を彷徨い歩く内に出会った神々と妖精たちのお話です。

アメリカ大陸のパリ(3)
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ノートルダム・ド・ボンスクール教会 (Chapell Notre-dame Bonsecours )


モントリオールの旧市街を北端の方向に散策すると、もう一つのノートルダムの名が冠された教会があります。1657年に創立された同地で最も古いノートルダム・ド・ボンスクール教会です。


外から見る限り大きな教会ではありませんが、ひとたび中に足を踏み入れてみると・・・


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内部はそれなりに厳粛で実際以上に大きく感じます。そして、やはり時代なのでしょうか、前回ご紹介したノートルダム教会に比べ、より中世的な雰囲気があることにお気付きになることでしょう。それでも決して暗黒の中世とは縁が薄いように思います。


聖堂の側面に立ち並ぶステンドグラスの色彩がとても美しいです。その内の2枚だけお見せしますと・・・


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こちらの教会でもオルガン演奏が静かにありました。オルガン自体は小さいものでしたが、訪れたのが金曜日の昼下がりにも拘わらず、まるで管理人を待って歓迎してくれたようで非常に嬉しいです。


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カナダの観光旅行本などをざっと眺める限り、モントリオールからはナイアガラ・フォールも遠く、トロントに比べると幾分か魅力に不足するかも知れませんが、十分に楽しめる実に美しい街だと思います。






カナダとアメリカ合衆国。いろいろな面で対比される関係の2国ですが、国土は同じくらい広大なのに実際に居住可能な場所の広さが段違いに異なるため人口が米国の1/9くらいしかありません。

それに呼応してかクラシック音楽の分野でも名の知れたカナダの音楽家の名前を上げるのは意外と難しいです。

本日は、これまた知る人ぞ知るモントリオール生まれの作曲家クロード・シャンペーン (Claude Champagne, 1891-1965 )の作品を取り上げてみたいと思います。彼の代表作とも言えるSymphonie Gaspésienne (1947年作)。
ガスペ (Gaspe) とはケベック州を流れるセントローレンス川の河口近くに存在する町の名前で、Gaspesienneとは「ガスペの女性」というような意味になりますが、不安な空気に包まれた不思議な冒頭部から始まって、徐々に音楽が色彩感とスケールを増大し、最後は荘厳に完結するなかなかの傑作となっています。是非最後までお聴きになってみて下さい。





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