一度踏み入ったら出口の全く見えない音楽の深い森。森の中を彷徨い歩く内に出会った神々と妖精たちのお話です。

イスラム教とキリスト教の狭間で
BIC1


今日は「911」、いわゆる米国同時多発テロ事件が発生してから15周年めとなる日です。日本人にとって(終戦記念日や原爆投下日を別格として)阪神・淡路大震災の「117」や東日本大震災の「311」が特別に記憶されるべき日となっているように、米国および西側西洋諸国にとって、この日は未来永劫に渡って記憶されるべき日であるように思われます。


ところが、CNNやBBCのニュースを見ても、その取り上げ方は年々注目度が希薄化しているような気がしてなりません。勿論、大統領選挙の候補者たちは式典に参加しています。けれども普段の彼らの一挙一動の報道やら北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)によるミサイル開発や地下核実験の報道などに、重点が置かれているように思えます。シリアやイラクにおける益々混迷する状況の報道の方が現実に起こっていることであり、過去のことにいつまでも拘泥しているわけにはいかないのかも知れません。しかし、以前にもこのブログで取り上げたことがありますように、(あの世界貿易センタービルへの航空機激突自体はまぎれもない事実として)その前後に起きた幾つかの関連事件に関して、余りにも多くの謎が残されています。その中の幾つかに関しては、当局が真相を明らかにすべきにも拘わらず、国防上の理由を挙げて一切の公開調査を拒んでおり、もしかすると米国側がむしろ積極的にその機会を利用していたのではという疑念さえ持たれています。過去に様々な情報がネットに流れていましたが、その主だったものはいつの間にか削除、または何らかの理由により、もはや見ることは出来ません。今でも残るサイトを一つだけご紹介しておきましょう。


http://matome.naver.jp/odai/2136056666857347801


このサイト情報を信ずるかどうかは読者の良識にお任せ致しますが、米国政府にとってそのような疑念を払拭するためにもきちんと調査すべきであるにも拘わらず、幕引きを図ろうとするのは何か余程後ろめたいことがあるに違いありません。




只今訪れている某国。賑やかなダウンタウンのショッピングセンターの辺りに、髪がちじれたいわゆるアラブ系のストリートチルドレンが多数たむろしており、道行く人々に物乞いをしています。今週12日月曜日からはイスラムにとって重要な「犠牲祭 Eid ul-Adha」が始まります。アブラハムが進んで息子のイシュマエルを 神アッラーフへの犠牲として捧げた事を世界的に記念する日であり、イスラム教にとって最も重要な祝日の一つになります。占いによってこの日が決まるため、通常カレンダーには載っておらず、12日(月)が突然祝日になることを当ブログ管理人が知ったのは、ほんの2日ほど前。クリスチャンが趨勢とはいえ、この国の人々がイスラム教との狭間に生きていることを実感致します。


思えば、中東を中心に西はアフリカのサハラ砂漠西端に位置するモロッコから東はシルクロード沿いにタクラマカン砂漠やゴビ砂漠まで、時代によりその範囲は大小するも、主たる宗教としてイスラム教が居座り、そこへ度々キリスト教勢力が聖地を取り返そうとして攻撃を仕掛けた(十字軍がその典型)何世紀にも続くせめぎ合いがこうした世界・地域紛争の背景にあります。日本人にとっては戦場が遠いこともあり、いまいちその戦いの理由が分かり難いかも知れません。しかし、海外、特に現場の近くに居ると、そうした歴史観なくしては現状の正確な理解も物事の是非の議論も意味をなさないことがよく分かります。


ひとえに普通の人々が平和に、銃弾に怯えることなく、普通に暮らせる日々が一日も早く訪れることを祈るばかりです。






この日にふさわしいかどうか、(911とは直接関係がないストーリーのため)さぞや異論があるものかと思いますが、ビル崩壊のシーンがあるという共通点も考慮して、少なくとも事態のシリアスさの雰囲気がよく表れた音楽の代表として、米国映画「Inception」(2010年制作)のメイン・テーマ(Hans Zimmer作曲)をご紹介しておきましょう。心臓の弱い方はご注意下さい。







スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © クラシック音楽の深い森. all rights reserved.