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小春日和
- 2007/11/04(Sun) -
Brass3



何を突然季節違いの写真かって? だって今日は、とても暖かな小春日和でしたから。。。


今日は珍しく吹奏楽の話題から。先日旅先のホテルで、リュ・ジャンハ監督、チェ・ミンシク主演の韓国映画「春が来れば」(2004年制作)を、鑑賞しました。芸術路線の作品ではありませんから、こちらのブログで以前紹介しました格調高い諸名作とは少々趣きが違っています。しかし、とても心の温まる、正に小春日和のぬくもりを感じさせてくれる佳品でした。

物語の主人公は、音楽大学ではトランペットを専攻し、やがては有名交響楽団に入団、さらにはソリストとしても活躍したいという夢を持っている30代後半とおぼしき男性。もっとも実力は持ちながら、なかなかオーディションに合格することも無く、うだつは少しも上りません。かつての音楽仲間たちからは徐々に敬遠され、加えて付き合っていた彼女からも、結婚話があるのだけれどと、それとなく別れを言い出されます。

収入らしい収入も無く、貧しい暮らしに耐える母の視線を重荷に感ずる男は、次第に生きる意欲すら失いそうになります。そんな時、ふと目にした新聞には小さく音楽教師募集の広告が・・・。それは炭鉱の閉鎖で活気を失った、都会から遥か離れたとある田舎町の中学校吹奏楽部を指導するという仕事でした。炭鉱とブラスバンドと言えば、誰もがイギリス映画「ブラス!」を想い出されることでしょう。あの映画の再現かという予感が致しましたが、この映画は少し違いました。とにかく、少ない部員数と長い間ろくに指導らしい指導も受けられなかったため、生徒たちの演奏はとても演奏と言えるしろものではありませんでした。今度のコンクールに入賞しなければ廃部らしいのですが、出場すら危ぶまれる状況です。

そんな大変な状況の中学校に赴任した先生は、すっかり諦めの境地の中、それでも町の薬局屋に勤める純粋無垢で心優しい娘さんや心の温かい町の人々に助けられて、少しずつ生きて行く勇気を取り戻します。

ジュンハ監督にとって、本作品がメガホンを取った初の長編作品。そして初作品では、是非とも「再会」をテーマにした映画を作りたかったとのことです。果たして生徒たちはコンクール出場が叶ったのでしょうか。また「再会」は、実現するのでしょうか。これ以上はネタバレになりますので、映画の公式HPとカットを数枚だけ揚げて置きましょう。

http://www.sonypictures.jp/movies/springtime/site/


Brass5


Brass4



さて秋も深まりますと、吹奏楽コンクールのファイナルを迎える季節でもあります。丁度昨日と今日、長野において第55回全日本吹奏楽コンクールの大学の部と職場・一般の部の全国大会がそれぞれ行われました。この記事がアップされる頃には、すべての審査結果が出ていることでしょう。


と言うことで、本日のCDは、現代イギリス吹奏楽界においてPhilip Sparkeと並んで人気を分け合うMartin Ellerby (1957-)の傑作‘ベネチアの魅力 Venetian Spells’を含むPolyphonicの1枚をご紹介致します。同曲は、一見古風なバロックスタイルのリズムによって開始しながら、いつの間にやら現代風ブラスの炸裂に変貌を遂げていく迫力満点の作品。ライバルSparkeが本CDのプロデュースを勤めており、ちゃっかり自作の‘Dance Movements’も同梱していますから、2大人気作曲家の作品をこの1枚で楽しめることも、お勧めの理由です。

さあ、浮き立つブラスの音色に包まれて、どんな再会の夢が叶えられるでしょうかね。春よ来い!(ちょっと気が早過ぎる?)


Brass2

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